システム思考
システム思考とは、「自由に視点を変えることで、様々なレベルでものごとのつながりと全体像を見る新しいものの見方」です。
「風が吹けば桶屋が儲かる」という江戸時代からある言葉を聞いたことがありますか。
風が吹くと土ぼこりがたって、目が悪くなる人が増える。目が悪くなると、この時代は三味線で生計を立てようとする人が多かったので、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。猫が減るとネズミが増え、ネズミが桶をかじるから桶屋が儲かって喜ぶという、江戸時代のたとえ話がありますが、まさにこれがシステム思考の例です。
私たちの思考の範囲は、多くの場合ごく狭いものでしかありません。
時間軸、視点、全体像などものの見方を変えてみることが重要です。
そのためには思い込みや、偏見、固定観念を捨てることです。見えていなかったものを探すこと、前提を見直すこと、立場を変えてみることもが大切かもしれませんね。