RASについて

近年、脳科学の分野の発展により、RAS(ラス)という脳内にある神経の集まりが注目を集めています。
アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ著「自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング」を参照すると、眠る、目覚める、呼吸する、心臓が一定のリズムで動くのも実はRAS(ラス)のおかげであり、行動しようとする意欲や食欲、排泄もRAS(ラス)の働きによるものだそうです。

RAS(ラス)は活動を支配するコントロールセンターと言えます。

RAS(ラス)は、あなたの名前や、あなたを危険にさらすもの、すぐに知るべき情報を敏感に察知します。
RAS(ラス)にはGPS機能と同じ働きが備わっているわけです。

RAS(ラス)がチャンスをもたらしてくれるかどうか、全てはあなたの考え方にかかっています。

何か望まないものを考え続けていると、その望まないものが、RAS(ラス)にインプットされてしまいます。
「望むこと」だけを考え、「望まない」ことは考えないようにすることが重要です。

神社で「幸せになりますように」とお願いする場合、幸せでない自分がイメージされ、RAS(ラス)にプログラミングされてしまいますから、「ますます幸せになりますように」と祈るのが、効果的でしょう。
「遅刻をしない」と否定的な言葉で決意するより、「定刻に到着している」と決意する、また、より具体的なほうが効果的です。

まず自分がやりたいこと、達成したいと思うことを書き出すことが、実現の可能性を高めます。
さらに、手書きのほうが、タイピングするより42%実現の可能性が高まるという研究結果があります。

書き出したものを読み返すだけで、それに関係する情報が次々に目や耳に入り、詳しいことを知るようになります。
実に単純な方法ですが、実行する人はほとんどいません。

脳は「その人が達成できること」しかイメージできません。
目標をイメージできないとしたら、それは目標達成に必要なものがあなたにはまだ備わっていないことを意味します。
その場合は、イメージできる小さな目標から始めましょう。

ある目標に達成している場面をイメージできるなら、その目標は実現できます。

皆さんの活躍を心から期待しています。